ご姉弟で交代で?猫達の面倒を見に来られている方がいる。
その弟さんの方なのだが、
大人しい感じのおじさんで
印象はというと人付き合いもそんなに得意ではなさそうな
なんだか不器用そうな感じ。
よく通りをにゃんこ達の待つ方向へと
ちょっと小走りにえっちらおっちらと走っているのだが
その姿がなんだか一生懸命で優しい方なのだろうなぁと
この暑い中私はクーラーのガンガンきかせた車の中から見ては
思ったりしていた。
そのおじさんとはあまり話した事はなかったのだが
以前ぽんたに会えなくなった時に
見かけなかったか聞いた事があった。
そのおじさんと久し振りにお会いしたので挨拶をしてみると
無口なおじさんがポツリポツリとぽんたの事を話し始めた。
会えなくなる数日前なのだと思うが
手足を振りながらよろよろしながらも私の方へ駆けてくるぽんたと
少しの間過ごしお薬をぬってから
ごめんね、もう帰るねと頭を撫で帰ったのだけど
私の車が走り去った後を
車の停めてあった場所までぽんたがやってきて
そのままずっと見送っていたよ、というのだ。
その姿が連れて帰って欲しそうに見えたと・・・
自分は餌をやるだけだから自分にはそんな事しないよって・・・
その日がぽんたに会えた最後の日だったんだよね。
タイガーもキッちゃんの時もそうだった。
いつも最後に彼らなりの精一杯のサインを送ってくるのだけど
後になって気付かされる。
かといってその時に気付いてあげられたとしても、
私は多分何もしてあげないのだよね。
大好きだったぽんたなのに。
ぽんたに会いたい・・・なんて自分勝手な事を考えてしまいます。