にゃんこな日々

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | - | -
吉報


ある日のころすけの仔猫ちゃん。



お昼寝する場所を探していたようで
ココに落ち着いたのでした〜(o^-^o)

* * *

ころすけの残っていた2匹の仔猫のうち
とうとう1匹いなくなってしまっていて
それがこのコだったのだけど
おウチが出来ていた事が本日判明致しました!(o^-^o)

1ヶ月ほど前かな?お年寄り用バイクに乗ったおばあちゃんに出会ったのだけど
ココのにゃんこ達が可愛くてしょうがないようで
最近はよくきているとの事。
なにやら息子夫婦の家に今年からご厄介になっているそうで
少々肩身の狭い思いをしているらしく
嫁や孫に見られない様にかなりこっそり来ていらっしゃった(苦笑)

でも、おばあちゃんではなく、そこのお嫁さんが
ころすけ仔猫を連れて帰ってくれたそうなので
家族皆さん猫好きなのでは?と思うのだけど
おばあちゃんとしては、お家の方達はココの猫達の事を
好ましく思ってないと感じているようだ。
勝手な想像だけど、おばあちゃんが猫達の面倒を見るのがヤなのかなぁと(苦笑)

なんにせよ、ころすけ仔猫はおばあちゃんのお宅で家族みんなに
とっても可愛がってもらえてるとの事なので
その話を聞いてとっても喜んだのでありました〜。

病院も連れて行ってもらったらしいし
不妊手術も出来る時期が来たらすぐやるそうです。
良かった良かった(o^-^o)
00:54 | ころすけ*korosuke family | comments(3) | trackbacks(0)
タイガー

▲06.10.20撮影

10月の最後の日の火曜日
倉敷に向かう新幹線の中で、メールが届いた。
送信者はUさん・・・名前を見て嫌な予感がした。

内容はSOSメール。
タイガーが少し先の、昔よく過ごしていた公園付近の歩道で
動けなくなっているとの事だった・・・

* * *

10月になって足を悪くしたタイガーだったが
外傷がなかったので年のせいもあるのだろうかと思いながら
今年の冬は越せないのかもしれない・・・そんな事を考えては
今年は冬が来なければいいのにと真剣に思ったりした。

足が悪くなってから会えたり会えなかったりの日々だったが
前の週の木曜日、26日の日に会えたきり
金土、月とほぼ毎日寄っていたのだが会えずじまい。
そんな中のメール・・・心配事が現実になってしまっていたのだった。

木曜日に会えた時も、お顔を見た感じはいつもと変わりなく
一見元気には見えたのだが
いつもの様な食欲があまりなかったのが気に掛かっていた。
その頃は今日みたいに急激な冷え込みではなかったが
日中のぽかぽか陽気とはうってかわって夜の風は冷たくなっていた。

最近になって、何年もの月日をかけて、
やっと完全に心を許してくれる様になっていたタイガー。
触らせてくれる様になったのも今年の事で
頭やごつごつした背中を撫でながら
冬毛にもほとんど生え替わっていないタイガーの体温の低さを感じ
今年は抱っこさせてくれるよね
膝にのったらぬくぬくだよ
と撫でながら、頑張るんだよ〜と小さくそして何度も声をかけたのが
タイガーと触れ合える最後となってしまった・・・

* * *

足を悪くしたタイガーを保護しようかと出来もしない事も考えた。
きっと大人しいタイガーの事だから
家に迎え入れればすぐに馴染んでくれただろう。
でも高齢で足が不自由・・・それは軽い気持ちで判断出来るものじゃなかった。
結局言い訳をいっぱいいっぱい並べて行動にうつす事はなかった・・・




 *
 *
 *

弱りきったタイガーを一番始めに見つけてくれたのが
第二駐車場のKさんだった。
私に連絡をとりたいとの事だったので
Uさんから教わったメールに連絡してみた。

古くからいるコだから
きっと可愛がってくれた方も沢山いると思うので
せめて神社に戻してあげたい・・・
そんなメールを出したのだが
心優しきKさんは病院に連れて行ってくれていた。
正直驚いたのだが、すごい方だなと頭が下がる思いだった。
後ろ足の切断になるとの事で里親探しの協力を依頼された。
実際高齢でハンデもあるともなれば里親になってくれる様な奇特な方など
ほぼ皆無だと思っていた。
それでもその時は探してみますとメールを返すしかなかった。
明日お話を聞かせてくださいと伝えその場は一旦やりとりを終えた。
これからどうすればいいのだろうと不安や迷いで頭がグルグルしていたが
それでもまたタイガーに会えるんだ・・・そう思うと
ちょっぴり嬉しかった。

* * *

でも・・・帰りの新幹線で携帯がなってしまった。
メールには、タイガーの安楽死を伝える文字・・・。
もう体力も低下し採血するにも血もなく
身体がもう反応しなくなっていたという事だった。

私も、猫にしろ人間にしろ
苦しい思いをさせるくらいなら楽にしてあげたい、そう考えてしまう。
だから安楽死という言葉を見た時はショックではあったものの
これで良かったんだと思えた。
ただKさんには大変な事、辛い事を全てお願いする形になってしまい
本当に申し訳なかった。
でもタイガーはお陰でみんなに見守られながら
冷たい風にさらされる事もなく
優しい心に触れながら
10数年という長いノラ生活の最後を迎える事が出来たのだ。
幸せな旅立ちだと思う。
ほんとにKさんには感謝の気持ちでいっぱいだった。

ただ最後に会えるチャンスをもらいながらそれを生かせなかったのは私。
キッちゃんの時といい、今回といい、
何故か私がいない時に限って・・・なぜなのか・・・
それでも二匹とも寂しい旅立ちではなかったから
複雑でも悲しくても寂しくても
神様にありがとうと言いたい。

新幹線の中で母のたわいのない話に相槌をうちながら
何度も涙がこみ上げてきては気付かれない様に涙を拭いた。

 *
 *
 *



タイガーに最後に会えた日の次の日金曜日の事。
駐車場の隣にある石碑にお参りしている人が目に入った。
ちいこがその方の周りをちょろちょろしていたので
猫好きさんなのかしら?と思いつつ私はみんなの所へ向かった。
その方はちいこをひきつれ
一度境内の方へ登って行ったのだがその後駐車場へやってきた。
なんとその方は、昔ずっとココのにゃん達のお世話をされていた方で
ココの原点とでも言える方
もう結構なお年の様だったので、もうこれなくなったのだろうと思っていた。
でも元気そうですごく嬉しかった。
とても70才半ばとは思えないほど背筋もしゃんとしてお変わりないご様子。
ここへは随分ご無沙汰していたそうだが
先日久し振りに通った時に
変わり果てたタイガーの姿に気付き気になって様子を見に来たとの事だった。

もう何年もお会い出来ていなかったのに不思議なもんだよね。
タイガーが最後に会いたくて呼んだのかな、そんな事を考えた。

* * *

初めてココで出会ったコ達は、
もうキクちゃんともみあげくんだけになってしまったよ。
そうだよねぇ、私が通いだして何年たってるのかなぁ。
年数で言うとそんなに長くもないのに
もうずっとずっと昔から通っている気がするよ。
出会った猫も人間も沢山いるけど、
みんないつの間にか会えなくなってしまうんだなぁ。

長い間キッちゃんとタイガーにと栄養剤やミルクを作っていってたけど
彼らの為にもう作る事はないんだなぁと
部屋の片隅にある栄養剤のストックに目がいくとつい思ってしまう。
これから冬だし、また使わなければいけない事もあると思うけど
寂しさってのはどうにもならないもんだねぇ。

+

タイガー、ありがとうね。
00:07 | タイガー | comments(5) | trackbacks(0)