3月29日、オチビちゃんが天国へと旅立ってしまいました。
Mさん宅で足のケガの治療をしていましたが
治療も長くかかり3週間ほどたった頃に
ようやく体重も増えいい感じにお肉もついてきて
ケガももう大丈夫だろうという位まで綺麗になってきていました。
年中ひいている風邪、痩せた体、ケガの具合・・・
治療がほぼ終わりを迎えた頃に調べたら、
案の定といった感じでオチビちゃんはエイズも白血病もどちらも持っていたのですよね。
でもその時は数値的に安定していたのでひとまず安心といった所でした。
お腹に虫も飼っていたので
足の治療を終え駆虫もする事に。
しかし、その治療の1週間後・・・
オチビちゃんが吐血したと、突然Mさんから連絡が来たのでした。
その日、すぐに病院へ連れていくと
お腹の虫はいなくなっていたのですが
白血病が発症してしまっていて、鼻血も出て重度の貧血を起こしていました。
しかも1-2週間前には確認できていなかった
大きな大きなしこりがお腹に出来ていたんです・・・。
先生にオチビちゃんの余命を聞くと
先生はすごくおつらそうな顔をされて下を向いて悩まれました。
とっても優しい先生でほんとに親身になってくれる方です。
でもこちらは気丈にしていなければと思っている所に
その優しさは結構酷で
せんせいやめてくださいー と心の中で叫んでいました。
沈黙のあと出した先生の答えは・・・1ヶ月。
帰宅して、白血病で亡くなった第二のチビちゃんの血液検査の結果を見ると
ほとんど変わらない数値でした。
若干それよりも悪い位でしたね・・・。
3日間続けて治療をしてもらい
後はとにかく食べてもらうしかないという事だったのですが
吐血前日までは普通にゴハンも食べていたのですが
その後は全く食べ物をうけつけてくれなくなりました。
せめて水分だけでもと電解質サポートを与え、
水分だけはとってくれていたのですが
急激に痩せていき
発症してわずか1週間で天国へと旅立っていってしまいました。
オチビちゃんが発症したとわかった時
オチビちゃんの事をとても可愛がってくれていた方々に
辛い思いをさせてしまうだろうなと迷いながらも
伝えておくべきだろうとメールをしました。
そしたら、お二人ともオチビちゃんに会いに来てくれて
亡くなった時も駆けつけてくださいました。
本当にお辛かったと思うのですがとてもありがたかったです。
そして、オチビちゃんを子猫の時から知っているUさんにも報告をすると
当時Uさんと元タクシーのおじちゃんと私、
オチビちゃんと妹ミケ猫ちゃんの事を3人でよく微笑ましく眺めていたのですが
Uさんは当時の事をよく覚えていらっしゃってて
その時の事を話してくれました。
オチビちゃん、どこかのお宅で産まれたのでしょうに
ノラさんとして生きる様になって・・・
それでもたくましく生きて
こんなにも皆さんの心に残っている・・・
それだけでもオチビちゃんは産まれた意味はあったんだと思えました。
オチビちゃんは6-7歳くらいでした。
偶然にも?Mさんに見つけてもらって保護され
最後の時間を皆に想われ逝けたのはある意味救いでしたね・・・。
発症する前は私が行くと、いつも近寄ってきてくれていました。
撫でると喉をずっと鳴らしてて
動けなくなった時も、それでも喉をならしていましたね・・・
別れはいつも本当に辛いものです。
キクちゃんとお別れしてわずか1ヶ月足らずでオチビちゃんまでだなんて
あと何回見送らなければいけないのだろうか
命と向き合う仕事をされている方は
どう気持ちの整理をつけているのだろう
なんてついつい考えてしまいます。