にゃんこな日々

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優しい人達


今日は午前中から出掛ける用事が入っていたので
帰り道でも近頃では珍しく早めな時間に寄る事になった。
お陰でなのか、猫達の姿もまばら。
少しの間ぼーっとつったっていると
ホームレスのおじちゃんが白猫おらんかえ?と話しかけてきた。

白猫というのは、近頃現れたまだ子供の4-5ヶ月くらいのにゃんこ。
一度、みんなと一緒にいる所で会ったのだが
二度目はホームレスのおじちゃんの家の側にいた。

ホームレスのおじちゃんは、確か昨年春にここにやってきた。
桜と共に南下するのだそうで
日本各地を転々としてきたとか。
ちなみに猫好きではないという話だったのだが
どうやら、そのしろコはおじちゃんのハートを射止めた?のかもしれない(笑)

おじちゃんは、猫好きではないらしいが
亡くなった仔猫を埋めてくれたり
毎日目の前にいるので、いついて1年ではあるものの
猫達の事はよく見ている様で事情も詳しい。

そんなホームレスのおじちゃんとは一度も話した事はなかった。
あちらから話しかけてくる事もなかった。
なのに今日はおじちゃんがわざわざ私の所へやってきたのだ。
そして、突然キッちゃんの事を話し始めた・・・。

道行く人が素知らぬ顔して素通りしていく中
時折餌をあげにくる馴染みのおじさんが
もう動けなくなったキッちゃんを
箱から抱き上げ膝の上にそっとのせて抱いてくれたんだそうだ。
ずっと頑張ってきたキッちゃんは
その温もりと優しさに安心したんだろうね、
そのまま息を引き取ったんだよ・・・
そう教えてくれた。

今日はもう泣かないって決めていたのに
それを聞いた途端に胸が詰まってしまって
おじちゃんの前で思わず泣いてしまったよ。
でも、すごく嬉しかった。
そんな方がいてくれたんだ。
最後を見届けてもらえるノラさんなんてなかなかいないよ。
さすが、あっぱれだよ、キッちゃん。

そして、泣いてた私を心配したのか
ホームレスのおじちゃんまでよこしてくれてさ。
粋なことしてくれるよ。
ほんとに ほんとに ありがとう。



ホームレスのおじさんが、もう一つ教えてくれた。
幸せに過ごしていると思っていたミクちゃんの仔猫・・・
亡くなったんだって・・・。
だから、ミクちゃんは、あの時排水溝にあのコを隠していたんだね。
このコだけは守らなきゃって。
亡くなった後、ミクちゃんはずっと仔猫の事を探していたんだそうだよ。
ノラが生きていくというのは、本当に大変な事。
残念でなりません。
01:17 | キッちゃん | comments(2) | trackbacks(0)
キッちゃん ごめんね・・・


向かいの海側の駐車場に仲良しのおじさんの姿が見えた。
最近は、昔のココの事情を知る方も全くいなくなってしまった中で
唯一古くからの猫達の事をよくしる方なのだ。
そのおじさんとも2年ほど全く会えなくなっていたのだが
つい1ヶ月ほど前久し振りの再会を果たす事が出来た。
その時はほんとに嬉しかった。
おじさん自身、ずっと来ていたそうなのだが
見事にすれ違い続けていたんだからこれまたすごいというか
偶然その時間に出会えるという事は運命とか奇跡に近いのかなと思った。

そのおじさんが教えてくれた。
キッちゃんが昨日亡くなったと・・・。



この数日、タイガーを探しながら
キッちゃんの姿も見えないのでずっと一緒に探していた。
Uさんに聞いてみようかなと思いながらも
そうやって聞いた日にひょっこり顔を出すのがパターンだったので
きっと今度もそうよ、たまたまいないんだよね?
そう思う様にしていた・・・。

なのに、いたんだよ。近くに。
なのに、私は全然気付いてあげられなかった。そこにいたのに。
今週はタイガーの事もあったので毎日のように通っていたのに。
チャンスが沢山あったのに・・・
何も出来なくても最後に声をかけてあげたかったよ、キッちゃん・・・。

今週の始めにUさんが
キッちゃんが寝てると、一瞬大丈夫だろうかと驚くよと
冗談っぽく笑いながらそんな話をしてくれた。
そんなUさんにキッちゃんの事をメールで知らせると
「キッちゃんはよく頑張った」とかえってきた。
そう、ほんとにキッちゃんは、よく頑張った。
おじさんから聞いた時も二人でそう話した。

大きな怪我を負ってちょうど丸2年たっていた。
奇跡的に復活したキッちゃんは、傷を負ったままここまで生き抜いてきて
ここ1-2ヶ月はビックリする位元気になっていた。
長い間、よれよれのキッちゃんだったのがどうしたの!?って位食欲も旺盛で
だからこんなに突然逝ってしまうなんて思いも寄らなかったのだ。
実際いつ旅立ってもおかしくなかったと思うのに
キッちゃんはずっとずっと居てくれる様な気がして・・・。
バカだな、わたしって。

きちんとわかってるんだ。
キッちゃんはやっと苦しみから開放されたんだって。
天国へ行く時だって、おじさんも見守ってくれたんだ。
今は穏やかに過ごしているんだって。
でも今日はどうしても涙が出ちゃうんだよ。
キッちゃんの事、長い事見てきたからね。
いろんな思いがぐちゃぐちゃしちゃうんだ。

なんだか今日の事は
キッちゃんが、おじさんを通して
お別れを言いに来てくれた気がした・・・

ありがとね、キッちゃん。
23:21 | キッちゃん | comments(3) | trackbacks(0)
これは何?


これはなんなんでしょうか。
誰かが捨てた?んだろうけど。
車の芳香剤の中身みたいなプヨプヨした感じのもの。
結構な量捨ててあったのよねー。



ついでのキッちゃんフォト。
ちょっとプリクラちっくに
緑がかこってくれてます(o^-^o)
23:18 | キッちゃん | comments(6) | trackbacks(0)
ガンバレ!


今日は栄養剤を持っていってみた。
ごそごそ用意していると
ミクちゃん、ちいこ、キッちゃんが寄ってきて
遅れてやってきたロクちゃんの姿も見え
良かった〜、栄養剤あげられるな〜と
お皿を出していた。
するとミクちゃんやちいこが私にスリスリしている間に
どさくさ紛れの様にロクちゃんも一度だけゴンッて(笑)
や〜ん、ロクちゃん、そんな事出来る様になったんだ〜と
喜んで栄養剤を差し出すと全然飲んでくれないの。
しょうがなくカリカリをあげたんだけど
鼻がつまってるのか、美味しそうに思えなかったのか
全然反応してくれなかった。
でもカリカリを食べ終えた後、ちょっと舐めてみたら美味しかった様で
一生懸命飲んでくれてた。

そしてキッちゃん。
喘息みたいな息づかい・・・呼吸器系に問題があるんだけど
キッちゃんもたっぷり飲んでくれたのでちょっとホッとした。
キッちゃんは鼻まで出て風邪もひいてるみたい。
いろんな病気を抱えて、それでもしっかり生きてるよ。
ほんとに強いコだよ。
ボロボロでも絶対人に懐こうとはしないの。
撫でさせてはもらえないけど、いつも話かけてる。
私の声が届いてるといいな。
01:53 | キッちゃん | comments(4) | trackbacks(0)
変わってしまったキッちゃん


賢いねー。あったかいとこが良くわかってる。
新聞一枚、この寒空の下ではこの一枚で
随分かわってくるんだろうな。

大人しくなってしまったキッちゃんは
以前とは違ってゴハンをもらうにも前に出て来る事がなくなったし
どうかしたら最後の最後まで待っていたりする。
近づいて行っても、あんなに凶暴で威嚇しまくりだったのが
戻ってきてから、というよりも怪我して以来
一度たりとも威嚇してきた事がない。
猫同士も、人間に対しても臆病になってしまった気がする。
こんなにも変わってしまうものなんだねぇ。
私としてはあの凶暴さが無くなったのは良い事なんだよね。
ただ、なんだかとっても複雑な気分なのである。
02:11 | キッちゃん | comments(5) | trackbacks(0)
昨今の仔猫事情2


コロスケが仔猫のお披露目をしてから1ヶ月ほどたったある日の事。
次に会った仔猫はキッちゃんの子供達だった。

歩いててふと横に目をやった時、民家の通路の奥の方に
キッちゃんが仔猫達にお乳をあげているのを偶然発見したのだ。
4匹位いた。
時々ゴハンをくわえて民家の方へと歩いて行っていたので
仔猫が産まれたんだなぁとは思っていたが
キッちゃんの仔猫も一年以上見ていなかったのですごく嬉しかった。
写真は偶然持っていた望遠で撮ったもの。
いつものカメラならキッちゃんも仔猫も豆豆猫だった(笑)



その後、仔猫達を見かける事もなく10日ほどたったのだが
すぐ横の廃墟と化した建物の入口下の木が腐った隙間で
キッちゃんが子育てをしているのに気付いた。
そしてその建物の裏はもうみんなのいる場所。
じわりじわりと進出してきてるなと思っていると
次に行った時にはすっかりデビューを果たしており
まずはの紺色の車の下をキッちゃん一家が陣取っていた。仔猫は3匹だった。
紺色の車とはころすけの子供を乗せて走って行った車だ(苦笑)
(その頃にはころすけ達は横の空き地へ移動)
キッちゃんの仔猫達はガリガリに痩せていて目やにもひどかったが、
缶詰をあげると、割り込んできたキクちゃんにも負けず、
横から一生懸命食べていた。
その姿は、地にしっかり足をつけ、生きようとする姿勢なのだなーと
ガリガリのくせになんだかたくましく見えたものだった。



余談だが、キクちゃんとキッちゃんって
なんとなく、キクちゃんの方が立場が上な気がする。
キッちゃんはいつでも威嚇しているけど
キクちゃんがたまに一喝すると大人しくなるのだ。
この日は二匹並んで座っているという珍しいシーンを見てしまった。
キッちゃんの子供がおかあさーんとその間に入っていったのがとても可愛かった。

こんな事もあった。
私がキッちゃんの存在に気付かず、
仔猫達のいる紺色の車の近くを通り過ぎようとしたら、
突然フシャーッと、それはもう今までにない位の迫力で威嚇されてしまった。
キッちゃんママ、仔猫を守る為に格段凄みが増していた。
ただでさえ凶暴なのに(苦笑)

そして、そのまま元気に育ってくれれば・・・と願っていたのだけど・・・
お盆頃の事だが、その日キッちゃんの仔猫がぽつんと1匹だけ車の下にいたのだ。
兄弟達は?お母さんは?と疑問に思いながらも
そんな日もあるかなと車の下を覗き込んで仔猫に話しかけた。
その日はカリカリしか持ってなく、とりあえずと出してみたがまったく反応なし。
キッちゃんママがいないのをいい事に車の下にしゃがみこんで手を伸ばしてみた。
少し威嚇してきたが、撫でさせてくれた。
近くで見ると思った以上に目やにがひどく、両目共にろくにあけられていなかった。
とりあえず明るい所に出してみようと捕まえると
抵抗する力もないのかあまり嫌がらなかった。

見てみると、仔猫は後ろ足を怪我している様で
もう片方の後ろ足は外傷は見られなかったが
何かおかしくなっている様な感じだった。
なんとか歩いて移動は出来るもののしっかりと立ててはいなかった。
今になって思うと、キッちゃんの仔猫達もまた、車の裏にすぐ隠れていたので
ころすけの子供達と同じ様な目にあってしまい、
事故にでもあってしまったのかもしれない。

色々悩んだが、とにかく食糧をと仔猫用缶詰とミルクを買いに走り
戻ってみるとさきほどいた場所に仔猫の姿がない。
どこどこ?と見回すと、もう一台の車の下の車ドメに寄りかかって寝ていた。
ホッとして、ミルクをあげてみた。
ミルクの臭いに反応して少し飲んでくれたが
食欲はないらしく、仔猫用缶詰も一舐めしてやめてしまった。
しょうがないので仔猫の目やにだけでも拭いてやると少し目が開いた。
ずっと撫でながら私はただじっと様子を見ていた。
そしてそのまま仔猫はそこで寝むってしまった・・・

片足はもうダメだと思った。
あそこにいる間、ほんとにいろんな事を考えた。
でも眠った仔猫の顔を見て・・・
結局私は一人で帰ってきてしまったのだ・・・

なんで助けてあげないんだろう。
なんで助けてあげられないんだろう。
なんで・・・
ずっと頭の中でぐるぐる回っていた。

余計な事をごちゃごちゃ考えてはいつだって動けない自分がいるのだ。
悔しさと情けなさで・・・いっぱいだった。



そして次の日、その次の日も、3日続けて行ってみたが、
もう仔猫の姿は、というよりキッちゃん一家の姿はすっかり消えていた。
次にキッちゃんに会えたのは1週間後の事だった。
その日も会えないのだろうと半ば諦めつつ
数軒隣りの第二駐車場に探しに行った。
すると、なんと白いワゴンの下にキッちゃんがいるのだ。
仔猫の姿は全くなく、キッちゃん一匹だったが
それでも会えた事がすごく嬉しかった。
しかし一瞬でその嬉しさも消え去った・・・
キッちゃんの左側の首のつけ根の所が大きくパックリ切れているのだ。
5センチくらいはあったと思う。
あまりにひどい怪我で血の気がひいた。
仔猫に続いてキッちゃんまで・・・なんで・・・

そして目と鼻の先なのに、キッちゃんはみんなのいる所には戻らず
ずっと第二駐車場にいる。
傷はその後回復に向かっていてホッとしていたのだが
昨日会いに行ったら少し元気がなかった。
怪我と闘う日々なのだろう・・・

救いになったのは、一匹だけキッちゃんの仔猫が育っていた事。
8月の終わりにキッちゃんと一緒にいる所を見つけた。
仔猫は私の顔を見るなり一目散に逃げて行き
隠れてしまって全然出て来なかったが
なんとなくコロコロ太ってきてたようだし随分大きくもなっていた。

他の仔猫達の分まで強く元気に生きて欲しいと
ただただ願うしか出来ない私だった・・・
23:53 | キッちゃん | comments(3) | trackbacks(0)
猛暑なり

舌出してつらそう。
毎日の暑さに加えて子育て大変だよね。
17:33 | キッちゃん | comments(1) | trackbacks(0)